LOHAS（ロハス）な屋上庭園～＜完成までの流れ＞竹井病院様の屋上庭園～

医療施設において、庭園は患者さんの心の拠り所になっています。
しかし、この様におっしゃる病院の先生もいらっしゃいます。
「うちは2～3日の短期入院がほとんどなので、屋上庭園なんてほとんど意味がない」

本当にそうでしょうか？たった2～3日とは、病院側の感覚ではないでしょうか？
忙しく働いている病院スタッフの方々とは別に、入院患者さんは病気への不安や慣れない入院生活に
ストレスを感じているはずです（付き添いであっても、ストレスを感じます）。
また、何もすることが無い2～3日は、長く感じられますよね。

私たちは屋上庭園の完成後、患者さんが何をする訳でもなく、ボーッと庭園を眺めているその眼差しから
物言わぬ緑（植物）の必要性を実感しています。

上のT病院とは別に、「患者さんがお花を植える”園芸福祉”の場」として庭園を利用されている病院もあります
（写真）。

大阪城が眺められる屋上庭園。
お昼寝や読書の場として
利用されています。

今回の参加者は3名。
看護士さんが見守る中、
作業は10分で終わりました。

「植えた植物が育っているか、
見に来なあかんなぁ」
と、患者さんが帰り際に一言。

Ｈ18年5月24日撮影

皆様のお問合せ、お待ちしています。

（電話）０７２－９２３－５２４４
　　　午前９時～午後６時（月～土曜日、日・祝もOK）

（メール）gp_info@teijyuen.com
　　　２４時間受付（入力フォームのご利用はこちら）

● 竹井病院様の屋上庭園

〔　完成までの流れ　| 　２年後の様子　| 　布施医師会での掲載内容　〕

完成までの流れ

2005年3月に完成した病院の屋上緑化（屋上庭園）です。使用した植物は71種類！馴染み深い植物（モッコク、トサミズキetc）から果樹、ハーブ類まで、散策が楽しい庭園になっています。
				平成18年7月31日撮影 (施工後1年6ヵ月の状態 T病院の屋上庭園) ※この庭園では管理もお引き受けしています。


昨年度（2005年早春）、助成金を使って緑化を行ったのは、東大阪の竹井病院様。こちらでは、7年前にこの建物を増改築した時には予算が回らず、屋上庭園を断念したという経緯がありました。満を持して2003年の秋、7年前の増改築を担当された建築士さんを介しご相談をいただきました。	(施工前の現地)

「高齢者の長期療養型病院なので、患者やそのご家族、そして病院スタッフもくつろげる空間にしてほしい」
と、事務長様からご要望。

ご要望に対し、私たちは下の提案書を作成しましました。

T病院の屋上庭園コンセプト

そして・・

H17年3月8日 完成！


	ご相談を受けたのが9月（2003年）だったため、その年の大阪府助成金募集期間が終了したばかりでした。しかし、事務長様は「7年も待ったんですから、来年まで待つのは何でもないです」と力強いお言葉。その間、私たちはプラン作りに精を出し、無事2004年度の助成金も獲得。無事、工事も完了しました。